元狂犬病清浄地域インドネシアフロレス島

ウクライナ難民の受け入れの際にペットともに移動してくることがあります。

そこで問題となることがいろいろあるようですが、今回は狂犬病という感染症が問題となったようです。日本では狂犬病が撲滅されているようなので、世界的に見ても稀な状態なようです。で、元撲滅地域で狂犬病が蔓延してしまい現在も撲滅できていない地域があるようです。

 

狂犬病とは

主にイヌの間で伝播する感染症狂犬病ウイルスが原因だそうです。イヌの場合だと潜伏期間が2週間から2か月程度で発症すると前駆期・狂躁期・痙攣期を経て死亡するようです。問題はイヌからヒトに感染することみたいです。ヒトからヒトには感染はしないようです。ヒトの場合は潜伏期間1-3か月で発症すると死亡率100%だそうです。予防はできるようで、狂犬病が蔓延している地域に行く際は狂犬病の予防接種を行うことが望ましいそうです。感染後にもワクチンの連続接種でどうにかなる場合もあります。ただ日本は狂犬病清浄国で狂犬病ワクチンのインフラが弱そうなので難しいかもしれません。

 

インドネシア フロレス島

もとは狂犬病清浄地域であったが、感染したイヌの侵入によって狂犬病が蔓延していしまった地域でもあります。少数の1-2匹のイヌによって引き起こされたそうです。インドネシアフローレンス島と日本の状況にはかなりの差があるようですが、少数のイヌの受け入れでも狂犬病が蔓延する可能性を危惧しているようです。

 

移民のイヌの管理は農林水産省の管轄で移民の管理は文部科学省狂犬病の管轄は厚生労働省と管轄が多くの省庁にまたがっている問題のようです。農林水産省のイヌの管理によって起きた災害の後処理は厚生労働省が行うようです。このことから、農林水産省の人が狂犬病の影響について述べていてもあまり説得力はないですが、移民のイヌの管理を行っているという都合上農林水産省自体が発表を行う必要があるという。

 

現代の国家を脅かす存在としての自然災害に感染症があります。現在もロシア侵攻でコロナウイルスのニュースはあまり見なくなりましたが、戦いは続いています。狂犬病自体は何となく知っていたのですが、日本では清浄されていてそれが世界的に見てもできている地域はごく少数であることは知りませんでした。インドネシアのフロレス島の狂犬病についても裏どりができたのでよしとします。

 

厚生労働省狂犬病

狂犬病に関するQ&Aについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

インドネシア狂犬病事情とフロレス島現地調査報告

a5.pdf (lin.gr.jp)