円安のこれまでの動向

円安がかなり進みました。びっくりするほど進みました。

これまでは去年から今年の二月かけて104.19円/USDから115.30円/USDにじりじりとあがっていた印象がありました。

今回は118.82円/USDから124円/USDまで一気に円安が進んだ気がします。

これまで半年かけて進んでいたものが、10日間くらいで一気に進んだ印象です。

 

ドル/円の為替のチャートを今見返すと、3月10日から急激に円安が進んでいるようです。

3/24に片岡日銀審議委員の発言がありました。なんかとりあげられていました。

3/28に日本銀行の金融政策として連続指値オペが3/29-3/31まで実施されることが決まりました。

 

片岡日銀審議委員は日銀審議委員の中で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)に関してほかの8人と違った方針を持っているようです。詳しくはよくわからないので省きます。

 

指値オペとは10年利付国債の363回、364回、365回に対して

365回債の買い入れ利回りが0.25%の水準で無限に買い入れを行うということです。

連続というのは連続した日数で行うことを指しているのかもしれません。

 

指値オペは2/10に2/14をオファー日として実施されていました。その時はあまり為替は動いていなかったようです。

 

指値オペ資金供給オペレーションに該当して、買いオペと呼ばれます。

金融市場の日本円の通貨量を増加させることが可能です。

金融を緩和して金利を引き下げる効果があるそうです。

 

今回は10年国債に対して行ったのでその金利が0.25%より下げる効果があるそうです。

当面の金融政策運営は、10年国債金利がゼロ%程度で推移するように上限を設けず必要な金額の長期国債の買い入れを行う、とあります。

その通りに実行しているようです。

 

10年国債のチャートを確認しました。

2022/3/6くらいから10年国債金利が上昇していて3/28に0.244%に到達していたようです。

2022/2/10付近も上昇のピークとなっていて0.224%に到達しています。そこから3/6までは下落していたようです。

 

指値オペが実施されていたタイミングときちんと重なっているようです。

 

なんとなく、今回の出来事で気になった部分を調べました。

日本銀行のホームページをだいぶ参考にしました。

 

まだ理解が及んでいない部分として

どのような理由で10年国債が上昇しているのか?

イールドカーブに関する基本的な考え方。

等があります。

 

イールドカーブとは長期金利短期金利の差だそうです。長期金利短期金利より金利の割合が高ければ高いほど貸付利ザヤが拡大することとなり、金貸しが儲かるようです。

短期金利仕入れコストとなり、長期金利がリターンに該当するからだそうです。

基本的にこの差が小さくなればなるほど景気が後退しているようです。

日本でいう短期金利長期金利は何に該当するでしょうか?

普通に考えると該当するのは日本国債3,5,10年国債の三つです。この三つの総合してイールドカーブを確認するのが妥当そうです。

 

日本銀行の考えるイールドカーブ短期金利の操作は、日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を指しているようです。そしてその金利の固定を行っています。これにより、短期金利やほかの金融商品の利回りを下げて、イールドカーブのフラット化を進めているようです。長期金利は10年物国債金利であり、0%前後の推移を目標としているようです。